マウイでもファーマーズ・マーケットは各地で開催されている。
なかでもローカルに大人気なのは、ハレアカラの麓で開催されている
「アップカントリー・ファーマーズ・マーケット」だ。
クラやプカラニなどを総称する「アップカントリー」というエリアは、
ハレアカラの麓に広がる肥沃な土地でファームがとても多い。
アップカントリーの野菜といえばマウイではブランドの証。
だからこのファーマーズ・マーケットは、
極上の新鮮食材を手に入れたいローカルがたくさん訪れる。
私も「アップカントリーのファーマーズ・マーケットに行かない?」
とローカルの友人に誘われたときは「行く行く!」と気分が盛りあがった。
きっと新鮮でおいしいものがたくさんあるに違いないと思ったのだ。
開催は土曜日の朝7時から。
早朝の山の麓なので、びっくりするほど寒い。
「長袖の上着を着て来てね」と言われていたが
薄いトレーナーくらいでは震えてしまうほど、空気が澄んでいて冷たい。
場所はクラマル・タウン・センターというショッピングセンター内のロングスドラッグスの駐車場。
さほど規模は大きくないが、ほどよい出店数とほどよい人出という感じだ。
農園の野菜はもちろん出店しているし、
コーヒー農園からの出店もいくつかある。
そのほか天然酵母のパン、コンブチャ、さとうきび、石けん、
アロマグッズなどの店が並ぶ。ナチュラル、オーガニック、
手作りなどの看板を掲げたものが多い。
さすが意識の高い健康志向の人が多いマウイならでは。
プレートランチみたいなジャンクフードはまったく見当たらない。
いろいろ見たなかで気になったのは
りんごを原料とした発酵健康飲料のSHRUBという製品だ。
グアバやパイナップルなどをブレンドしたさまざまな種類がある。
身体によさそうでしかもおいしい、
コンブチャとはまた違う新顔のドリンクだ。
ああ、ビンじゃなければ持って帰りたい・・と身もだえする。
作っているのは日本人のかわいらしい女性とその旦那さんだった。
そのほか大きなビンに入ったはちみつもすごく気になった。。すごい大きいのに$20。
ああ、これもビンじゃなければ持って帰りたい・・。
このくらいの大きさだったら持って帰れるかも。
客には日本人観光客はほとんどゼロなのだが、
売っている人は現地在住らしき日本人がちらほらいる。
手作り味噌を売っていたのも日本人女性だった
。みんなが好き勝手に趣味で作ったものを
持ち寄っている(でも貧乏くさくない)、という空気がいい。
そして全体的に製品がスタイリッシュ!
マウイの富裕層のおしゃれファーマーみたいな人々が多いからだろうか。
パッケージなどのプレゼンテーションがオアフより全然洗練されているのだ。
かわいいビンのオイルやハワイの鳥の柄が袋にアート的に描かれたコーヒーなど、
持って帰りたくなるものばかり。
店を見ながらぶらぶら歩いていると
少しずつ日差しが出てきてあたたかくなってきた。
でもまだ空気は澄んでいて、空が青く高い。
このマーケットはお昼前には終わってしまう。
帰りにはマカワオのカフェにブランチを食べに行こう。
アップカウントリー・ファーマーズ・マーケット
毎週土曜日 7:00~11:00
Kulamalu Town Center
55 Kiopaa St., Pukalani
www.upcountryfarmersmarket.com
http://www.upcountryfarmersmarket.com/contact.html
*簡易トイレは駐車場にあり