ワイキキ唯一のスーパー、フードパントリー(通称フーパン)が
ついに2019年3月末で閉店。
感慨深い・・というか悲しい。
若いころワイキキによく長期滞在していた私は
当時ほぼ毎日のようにこのスーパーに買い物に行っていた。
私にとってまさに「青春そのもの~」という場所なのだ。
きっとそういう人は多いだろう。
青春ではなくても、ハワイの思い出の場所だという人は。
今は新しいインターナショナルマーケットプレイス(通称インタマ)のなかに
日本食スーパーのミツワもあるけど、なんかちょっと違う。。。
フードパントリーのあのなんともいえないローカル感がよかったのだ。
地元の生活用品や食料品もあるし、観光客のおみやげにできるものあるし日本食もちょろっと置いてあったし。
フードスタンドなんかもあって、疲れた夜には店内の片隅のテーブルで
やる気なくだらだらとラーメンをすすっていたものだ。
あーあ、本当にさみしい。
最近はこんな風に次々と懐かしいローカル店がクローズしている。
ホノルルの再開発の波とオーナーの高齢化によるものだろう。
ええ!と思うような店までつぶれていてちょっとショック。
ここ最近つぶれたお店。思い出せるものだけでも・・。
●オノ・ハワイアンフーズ
カパフルにあったハワイアンフードの老舗。
内観がレトロでいい雰囲気だった。
跡地を改築して別オーナーがやっているらしい。
●ワイラナ・コーヒーハウス
アラモアナに行くときにバスからいつも見た懐かしい店。
私はあまり入ったことないけど絶大な人気があったアメリカン・ダイナー。
●ウィローズ
自然の中にあるオープンエアの伝統的ハワイアンスタイルのレストラン。
地元の人なんかが結婚式のパーティーをやったりする場所でもあった。
●サニーサイド
移転するための一時閉店らしいけど、たぶんきれいになってしまうはず・・泣
典型的なローカル食堂で、ものすごく安いしおいしいし、
ザ・ハワイローカルという鄙びた雰囲気もよかった。
素朴なパイが有名だった。
つぶれてはいないけど、ハワイ島のテシマ食堂の看板おばあちゃんも
3年くらいまえに106歳で亡くなってしまったし
マウイ大神宮の100歳を超える宮司の女性も亡くなってしまった。。
歴史ある店やほのぼのしたローカル店に代わり
なんだか表参道にありそうなスタイリッシュな店ばかりになっているホノルル(バブルの頃の地上げみたい)。
つまんなーい!そんなの日本と変わらないじゃん!
ホノルルは昔からちょいダサなところがよかったのだ。
変な日本食レストランとか、あやしい土産物屋とかがあった頃が懐かしい。
店をファミリーで続けられなかったら後継者を公募で募るとか、
なんとかそのままの姿で残していく方法が見つかるといいなあと思う。