マウイ2018夏・最新情報

2018年7月末に訪問したマウイの最新情報を忘れないうちに書き留めておきたい。
(写真はさとうきび精製工場)

 

*噴火の影響

もちろんハワイ島の噴火はマウイまで届いてはいない。
が、まったく何の影響もないかというとそうでもないようだ。
地元の人々には、気管支の調子が悪いと感じている人も結構いる。
友人も咳が出るようになったというし、実際、会話の途中で
相手の咳がとまらなくなったりするようなこともたびたびあった。
観光で我々がちょっと訪れる分にはさほど影響はないかもしれないが、
現地の人々にとっては心配な問題だ。

*食べ物の流行

一時期、ハワイのおしゃれな高級レストランで、タロイモを現代風に
アレンジした料理が流行っていたが、
どうやら今の流行りは「パンの木」の実らしい。
ハワイの伝統食、パンの木の実(別名ブレッドフルーツ、ウル)が、
健康食として見直されているようだ。
味が淡泊なうえ栄養価が高いので、はやりの「スーパーフード」扱いされている。
グランド・ワイレアのレストラン、フムフムにも、
パンの木の実を粉にして焼いたパンや熟した実を使ったリゾットなどがあったし、
ほかにもあちこちで目にした。

ちなみに、これはハワイ人が自分たちの食を見直しているということとはちょっと違う。
マウイは米国本土や欧州からの新しい移住者が多いので、
そういう比較的移住歴の浅いシェフたちが話題性のある目新しい食材として
パンの木に目をつけた、ということだろうと思う。

*ホールフーズ問題

ホールフーズがアマゾンに買収された、とは聞いていた。
何か変わったのかな?とマウイで店に行ってみたところ、
ぱっと見に変わりはなかった。だが・・どことなく雰囲気が以前と違う。
よくよく見ると店員がだらだらっと働いているとか、
商品の一部がちょっと大衆的になっているとか・・
そんなことが店の雰囲気を変えてしまっているようだ。
特に残念なのは、メイドインマウイの商品が確実に減ったこと。
おしゃれなホーフルーズよ、カムバック。

*さとうきび畑の問題

島中に広がるさとうきび畑の光景は、長年マウイ島の象徴だった。
ところが残念なことに2年ほど前、最後のさとうきび生産企業が撤退し、
事実上、マウイ島のさとうきび産業の歴史は幕を閉じた。
その後、広大な畑はどうなったのかと思っていたが、今のところさほど大きな変化はないようだ。
畑に次々とマンションが建つ、といったようなことはなく、
ほったらかしにされたさとうきび畑は、荒れてのび放題ではあるが残っている。
ちょっとほっとした。

この放置さとうきび畑。まだごく一部だがひまわり畑に生まれ変わり、地元で話題になっている。
ひまわり畑がインスタ映えするだけでなく、
ひまわりから採れるオイルが、燃料や料理、化粧品など
いろいろな用途に使われ始めているからだ。
ひまわりオイルは島の新たな産業として、今後さらに注目を集めそうだ。

 

そして

マウイも暑かったが日本ほどではなかった。