オアフの神社で初詣
日本人移民の歴史が長いオアフには、神社やお寺がたくさんある。
出雲大社、ハワイ大神宮(伊勢神宮系)などメジャーな神社の立派な分社も多く、
南国ハワイでの神社巡りもなかなかおつなものだ。
どの神社も基本的に日本と同じようなつくりで、初詣、お参り、お守り、御朱印などのシステムも
ほぼ同じなのだが、普段はあまり人が来ないせいか常駐の巫女さんやら神主さんが
いないことがほとんど。お守りを買うところも、無人野菜購買所みたいに
「代金はここに置いていってね」というゆるいことになっているのをよく見かける。
とはいえお正月はさすがに一年に一度、参拝客が押し寄せる日なので、
普段とは違って大いににぎわうようだ。
前述した出雲大社などは毎年かなりの初詣客が訪れるそう。
お正月の前に、観光客でもまあまあ行きやすそうなオアフの神社をご紹介したい。
空港からワイキキに向かう高速道路H1を走っていると看板が見えるので
気になっている人も多いと思う。
「ハワイ金刀比羅神社」と「ハワイ大宰府天満宮」だ。
看板が一緒に出ているのは敷地がすっかり一緒だから(建物は別)。管理者が同じなのかもしれない。
すぐ近くには高速道路が見える。ビショップ・ミュージアムからすぐ近くなので、
ついでに立ち寄るといいかもしれない。
鳥居はこんな感じ。狛犬や手水舎などは日本と同じだ。
誰もいなかったのでおそるおそる入り、お参りさせてもらう。
こちらが金刀比羅神社の拝殿。
こちらが大宰府天満宮の拝殿。
敷地がわかりにくいと思うのだが、こんな感じに全部くっついていて、意外にこぢんまりしている。
ハワイみやげにお守りを買う
お守りとお札を売っているらしいので行ってみる。
いろんな種類のお守りやお札がずらりと並んでいる。
ペットお守りやゴルフ守りなどポップな感じのめずらしいお守りがあり、見ていて飽きない。
おみくじもあった。
ふと厄除けお守りがYakudoshi Omamoriとなっているのに気づく。
そういえばハワイのローカルに(日系人に限らず)厄年は風習として、そこそこ定着していると聞いたことがある。
厄年の人を囲んで集まる厄年パーティー(Yakudoshi Party)なる不思議な風習もあるそうだ。
だから「厄年お守り」なのだろう。
これらのお守りにはハワイとしっかり入っているし、柄もハワイっぽいのでおみやげにいいかもしれない。
「ほかでは手に入らないありがたさ」と自ら言ってしまっているけど・・。
購入したお守り。実は数年前のものなので、今はこのデザインは売ってないかもしれない。
誰もいないので、お守りはここに代金を置いていく野菜直売所システム。
神社のHPを見てみたら、さすがに元旦は深夜から朝までご祈祷などもあって、にぎわっているようだ。
ちゃんとボランティアでお守りを売るスタッフも手配されている模様。
しかもお雑煮のふるまいまであるらしい。
日本では来年は猪年だけど、中国では豚年。中国系移民が多いからか、ハワイでは豚年の方が一般的みたいだ。
こちらの神社のHPにはなんと2019年に向けてつくったらしい
ブタのポップなTシャツやトートが売り出されていた。
普段はほったらかしなのに、販促品に関しては非常にやる気まんまんなところが
またハワイっぽくていいなと思う。
ハワイ金刀比羅神社 Hawaii Kotohira Jinsha
ハワイ大宰府天満宮 Hawaii Dazaifu Tenmangu
1239 Olomea St, Honolulu
www.e-shrine.org
H1出口を降りてすぐ。駐車場利用はHP参照
*少し前に訪問したので細かいところが変わっていたらすみません。