ハワイ大学の植物めぐり

ハワイ大学キャンパスをそぞろ歩き

ハワイ大学(通称UH)マノア校は、広い敷地に緑が広がる、素敵なキャンパスだ。
一般の人が入ることもできるので、わりに多くの観光客がキャンパスを散歩したり、
売店でおみやげを購入したりしている。
日本と違って学生の年齢や民族のバックグラウンドが幅広く、いろんな人がいるので、
気おくれせずにキャンパスをぶらりと歩けるのがいい。
ハワイ大学に留学した気分になって、芝生でランチをパクつくのも楽しい。
(ふと思い出したがUH内の語学プログラムには結構、芸能人が留学している。
松田聖子とか香里奈などなど。ややこしいのだが大学が経営する語学学校の生徒であって、UHの大学生ではナイ)

UHへ観光に行くならランチやおみやげ買いもいいが、ぜひおすすめしたいのは、庭の植物観賞だ。
キャンパスのいたるところに大きな木が植えられていて、なかには結構めずらしいものもあったりする。
無料の植物園くらいのお得感があると思う。

華やかなシャワーツリーが咲き乱れる

一番いい季節は夏の7月頃だ。何本ものシャワーツリーが一斉にピンクや黄色の花をびっしりつけて風に揺れている。
シャワーツリーはハワイでは街路樹などにも使われているので、この時期ハワイのあちこちで
美しい満開の花が見られる。まるで花見の桜のようにハワイでは楽しまれているらしい。
なかでもUHには見事な大木のシャワーツリーが多く、美しく初夏のキャンパスを彩っている。

シャワーツリーは、ゴールデンシャワーツリー、ピンクアンドホワイトシャワーツリーなど
いくつかの種類に分かれているのだが、
特に今挙げた2種が交配してできたレインボーシャワーツリーがゴージャスで人気がある。
シャワーツリーはマメ科の外来植物だそうだがこのレインボーシャワーツリーだけは
ハワイで交配したものらしい(違っていたらすみません)。
花がちょっと八重咲きっぽいし、色もグラデーションになっていたりするので華やかで美しい。

めずらしい植物を探して散歩

そのほか、ちょっと変わった目を引く木はこちら。外来種が多いかも。

オクトパスツリー。実がタコの脚みたいに見えるからそう呼ばれているそう。
本語でもタコノコキ、ハワイ語でもヘエ(タコ)。

アフリカ原産のソーセージツリー。ソーセージのような実がぶら下がっている。

下記はハワイ語でウルと呼ばれているポリネシア産の木で、別名はパンノキ、ブレッドフルーツ。
ハワイでは昔から実が食べられてきた。
フラの衣装やハワイアンキルトのモチーフに使われることも多い。
ハワイではあちこちで見られるが、UHのは大木で立派なので見て損はなし。


ちなみに最近、おしゃれな高級レストランで、ウルの実をあえて創作料理に使うのが流行っている。
ぜひ遭遇したら食べてみてほしい。くせがなくておいしいはず。

ミンダナオゴムというユーカリ属の木。

木の幹が七色になっていることから通称レインボーツリーと呼ばれている。
幹がすべっすべで触ると気持ちいい。

もちろんプルメリアもあちこちにある。UHのプルメリアは背が高い。
実はプルメリアはほったらかしにしておくと結構、高木になるのだとか。
レイをつくったりするのに花を採る木は、届かなくなると困るのであえて低く育つように剪定しているらしい。

そのほか面白い木がいっぱい。木には名前や種類を示す札もついているから
セルフツアーで勝手に見てまわっても十分楽しめる。

ところで散歩の後につかれてお茶がしたくなったら
大学内のカフェもいいが、大学前にあるバナンがおすすめ。場所は大学バス停のすぐ目の前。
ここのバナンはワイキキの売店と違い、席数が多いちゃんとしたカフェだからゆったりくつろげる。
ちなみにバナンは乳製品や砂糖を一切使わないバナナが原料のフローズンアイス。
なめらかなソフトクリームみたいな感じの食感のさっぱりデザートだ。おいしいよ!

ハワイ大学マノア校
2500 Campus Rd.
ブックストア8:00~16:30
(金曜7:45~、土曜9:00~12:30)
日曜・祭日:休み
manoa.hawaii.edu

バナン ハワイ大学店
1810 University Ave.
10:00~20:00(土曜~18:00)
www.bananbowls.com