1990年代のオープンからずっとマウイ・ローカルに愛されてきたカジュアルなプレートランチ店、
「アロハ・ミックスド・プレート(Aloha Mixed Plate)」が、今年リニューアルオープン。
以前にも増して人気が集まっている。
この店の人気の理由は、メニューがロコモコやハンバーガー、テリヤキ・チキンなどの
誰もが大好きなローカルフードであることと、がっつりながらもシンプルにおいしいこと。
創業当時から変わらない懐かしい雰囲気が好きな人も多かったようだ。
そんなアロハ・ミックスド・プレートが新装開店して、どのように変わったのか興味津々で訪れてみた。
店は観光客でにぎわうラハイナのビーチフロントという好立地にあり、ビーチ帰りに気軽に立ち寄れる場所だ。
場所はそのままに新しい店舗はシンプルで清潔感のある、
スタイリッシュなカジュアルレストランに生まれ変わっていた。
とはいえにぎわいは以前と変わらない。
オープンエアの小さなフロアは、ローカルと観光客でいっぱいだ。
メニューも典型的なローカルフードをイマドキにアップデート。
地産地消やナチュラル、ホームメードなどをキーワードにし、ヘルシーに進化している。
例えば、地元で採れた野菜がふんだんに使われている「ホアロハ・サラダ」。
グリーンだけでなく、ハワイ特有の長いビーンズにナッツやカボチャなどが入って
ヘルシーながらも栄養たっぷり。
オリジナルのドレッシングも人気だ。
なかでも一番のおすすめは、ホームメード・スパム・ムスビ。
スパムといえば懐かしいハワイB級グルメの代名詞のようなメニューで、
最近はヘルシーブームのせいか少し見かけることが少なくなっている。
スパムといえば添加物の入った加工品というイメージからだろう。
その常識を覆すべく、この店ではスパムを無添加の防腐剤なしで手作りし、
おいしいスパム・ムスビを開発したそう。
これなら罪悪感なしにスパムを食べられる!とヘルシー志向のローカルにも大人気だとか。
ただワイルドライスとマッシュルームの炊き込みご飯とあわせているのが、
やたらと工夫したがりの今どきのマウイ・シェフ感があるのだけど。。。
肉汁がじゅわっと出てくる本格的なハンバーグを使ったロコモコや、
肉がホロホロとくずれるほどやわらかく煮込まれたイム・ショート・リブなどもぜひ食べてほしいひと皿。
そのほかサイミンやポケ、モチコチキンなど、
聞いたことのあるようなローカルごはんはだいたいそろっているので、この機会にトライしてみよう。
ところで・・。
メニューの写真を見ていてちょっと感じたのが、キムチの登場回数の多さだ。
実はここ数年、ローカルシェフたちの間で、なぜかキムチが流行りの食材となっているらしい。
そういわれてみれば・・オアフ島の人気シェフがやっている
「マヒナ・アンド・サンズ」のマヒナボウルもキムチがのっているし、
同じくオアフの「ココヘッドカフェ」の人気朝食メニューもビビンバ
(ここはシェフがコリアンアメリカンなのもあるけど)だったりする。
ちょっと前のテリヤキ味みたいに、キムチ味を発見したって感じなのだろうか。
ハワイの人にとって。
きっとキムチ味もハワイのローカルごはんに自然に取り込まれていくのだろう・・。
アロハ・ミックスドプレート
Aloha Mixed Plate
1285 Front Street, Lahaina
朝食8:00~11:00
ランチとディナー 11:00~22:00
ハッピーアワー 15:00~17:00
www.alohamixedplate.com